こんにちは🌈
ゆるです😊
今回は、2022年11月27日(日)に大分県であった「危険物取扱者 乙種2類」を受験し、無事合格することができたので、これから受験される方や気になっている人に向けて、自身の体験談をシェアしたいと思います。
本資格は、現職で「硫黄」を取り扱っていることもあり、受験しました🏭
実際に受験してみた感想として、「しっかり公表問題(過去問)を抑えれば合格できます❗️しかし、ぶっつけ本番や何も対策なしでは不合格になる試験」と感じました。
落とす試験ではないので、あまり身構えずに試験勉強してみてくださいね🐶
なお、本記事の内容は参考程度に留めてください。
それでは、本題にいきましょう✏️
- 1.危険物取扱者について
- 2.受験における免除(危険物取扱者 乙種所持の場合)
- 3.乙2類の試験勉強について
- 4.実際の問題について
- (1)危険物の類ごとの性状について、次のうち誤っているものはどれか?
- (2)危険物とその火災に適応する消火剤との組み合わせとして正しいものはどれか?
- (3)三硫化リンの性状について、次のうち誤っているものはどれか?
- (4)赤リンの性状について、次のうち誤っているものはどれか?
- (5)硫黄の性状について、次のうち誤っているものはどれか?
- (6)マグネシウム粉の性状について、次のうち誤っているのはどれか?
- (7)鉄粉の性状について、次のうち誤っているものはどれか?
- (8)マグネシウム粉の性状について、次のうち誤っているものはどれか?
- (9)硫黄の貯蔵,取扱いについて、誤っているものはどれか?
- (10)アルミニウム・亜鉛粉の消火方法として、次のうち適切なものはどれか?
- 5.試験結果について
1.危険物取扱者について
(1)危険物取扱者の種類について
危険物取扱者は大きく3種類に分けられています。
・甲種 : 全ての種類の危険物を取り扱えます。(取扱作業・立会い可)
・乙種 : 該当する危険物が取り扱えます。(取扱作業・立会い可)
第1類(酸化性液体) : 塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類等
第2類(可燃性固体) : 硫化リン、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、引火性固体等
第3類(自然発火性物質及び禁水性物質) : カリウム、アルキルアルミニウム、黄りん等
第4類(引火性液体) : ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類等
第5類(自己反応性物質) : 有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物等
第6類(酸化性液体) : 過塩素酸、過酸化水素、硝酸等
・丙種 : 指定の引火性液体(取扱可 , 立会い不可)
(2)危険物取扱者の試験について
試験は、マークシートによる五肢択一式の筆記試験です。
引用先 : 一般財団法人消防試験研究センター( https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/)
・乙種は、合計35問が出題されます。
◆失敗談ww
・試験問題用紙には、各乙種(1類〜6類)の「性消(10問)」が記載されているため、別の問題を解かないようにしてください。
(お恥ずかしい話ですが、めくって最初の問題(性消(第1類))を解いていましたww)
2.受験における免除(危険物取扱者 乙種所持の場合)
引用先 : 一般財団法人消防試験研究センター( https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/)
・受験における免除を受けた場合、試験時間は35分となります。
実際に解く問題は「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消) : 10問」となるので、勉強する範囲が少なくなり、集中して取組みやすかったですww
3.乙2類の試験勉強について
(1)勉強時間について
今回の試験勉強は、約20時間でした。
購入した公表問題(過去問)のテキストを、4周して試験に臨みました✏️
・試験0.5ヶ月前 〜 試験前日 : 公表問題のテキスト 1周(時間をかけて覚えていきます。)
・試験日前日 : 公表問題のテキスト 2周目 (解きながら、理解していきます。)
・試験日当日 : 公表問題のテキスト 3 , 4周目(人に説明できるレベルへ)
第2類は、取扱う危険物の数は少ないですが、特徴がややこしいため、各性質を人に説明できるレベルまで理解していると、確実に合格できると思いました。
免除がない場合は、1ヶ月程度をみておくといいかもしれません🤔
(2)テキストについて
実際に使ったテキストです。
主観として、この1冊で合格できると思います❗️
参考書としては、下のテキストを買いました。
全く同じ問題はありませんが、すごく似ている問題や各危険物の特徴が掲載されているのでオススメです📕
このテキストから出た類似問題は、8割くらい出題されていたように感じます。
4.実際の問題について
記憶を元に、出題された問題を簡単な解説付きで紹介したいと思います。(2022年11月下旬)
注意 : 試験問題はその場で回収されるため正確なものではありません。
(1)危険物の類ごとの性状について、次のうち誤っているものはどれか?
(a)第1類の危険物は、分子中に酸素を含有しており、分解して酸素を放出する。
(b)第3類の危険物は、いずれも自然発火性又は禁水性を有しており、多くは両方の物質を有する。
(c)第4類の危険物は、引火性の液体で、可燃性蒸気も空気より重い。
(d)第5類の危険物は、固体であり、内部(自己)燃焼を起こしやすい。
(e)第6類の危険物は、可燃物に接触すると、それを酸化させ可燃物が発火することがある。
★回答 : (d)
【解説】
誤「固体であり」 / 正 「固体と液体があり」
(2)危険物とその火災に適応する消火剤との組み合わせとして正しいものはどれか?
(a)赤リン ⇨ 水 , 鉄粉 ⇨ 強化液
(b)硫化リン ⇨ 強化液 , 亜鉛粉 ⇨ハロゲン化物消火剤
(c)硫黄 ⇨ 泡消火剤 , マグネシュウム粉 ⇨ 膨張真珠岩
(d)五硫化リン ⇨ 粉末消火剤 , 赤リン ⇨ 粉末消火剤(炭酸水素塩類含む)
(e)アルミニウム粉 ⇨ 膨張ひる石 , 七硫化リン ⇨ 泡消火剤
★回答 : (c)
【解説】
(a)赤リン : 水は適切。
鉄粉 : 強化液など水をかけると水素を発生させるため不適切
(b)硫化リン : 強化液などの水をかけると、有毒な硫化水素が発生するため不適切
亜鉛粉 : ハロゲン化物消火剤は適切
(d)五硫化リン : 粉末消火剤は適切
赤リン : 炭酸水素塩類により、燃焼を促進させてしまうため不適切
(e)アルミニウム粉 : 膨張ひる石は適切
七硫化リン : 泡消火などの水をかけると、有毒な硫化水素が発生するため不適切
(3)三硫化リンの性状について、次のうち誤っているものはどれか?
(a)100℃以上で発火の危険性がある。
(b)冷水とは反応しないが、熱水と徐々に反応して分解する。
(c)加水分解すると、二硫化硫黄を発生する。
(d)ベンゼンや二硫化炭素に溶ける。
(e)五硫化リン・七硫化リンに比較して、融点が低い。
★回答 : (c)
【解説】
加水分解ではなく、「燃焼」によって発生する物質のため不適切
(4)赤リンの性状について、次のうち誤っているものはどれか?
(a)赤褐色の粉末である。
(b)無臭である。
(c)純粋なものは、空気中に放置しても自然発火しない。
(d)二硫化炭素によく溶ける。
(e)発火点は、260℃である。
★回答 : (d)
【解説】
赤リンは、水・二硫化炭素・ベンゼン・エーテルに溶けない性質があるため不適切
(5)硫黄の性状について、次のうち誤っているものはどれか?
(a)空気中で燃やすと、青色の炎をあげて燃える。
(b)酸化物との混合物は、加熱・衝撃により爆発することがある。
(c)電気の不導体である。
(d)融点が100℃〜120℃程度と比較的低いため、加熱し、溶融した状態で貯蔵する場合がある。
(e)エタノール・ジエチルエーテルによく溶ける。
★回答 : (e)
【解説】
硫黄は、エタノール・ジエチルエーテルにわずかに溶けるため不適切
また、水には溶けず、二硫化炭素に溶けやすい性質がある。
(6)マグネシウム粉の性状について、次のうち誤っているのはどれか?
(a)窒素には反応しない。
(b)吸湿したマグネシウム粉は、発熱し発火することがある。
(c)水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリと反応しない。
(d)水と反応すると、水素ガスを発生し、自然発火することがある。
(e)二酸化炭素が充満しても燃焼する。
★回答 : (a)
【解説】
(a)高温になると、窒素と反応して窒化マグネシウムとなるため不適切
(7)鉄粉の性状について、次のうち誤っているものはどれか?
(a)粉塵の状態では、小さな火源でも爆発することがある。
(b)湿気により酸化し、発熱することがある。
(c)塩化ナトリウムと混合したものは、加熱・衝撃で爆発することがある。
(d)油が混入したものを長時間放置すると、自然発火することがある。
(e)水酸化ナトリウムの水溶液にはほとんど溶けない。
★回答 : (c)
【解説】
鉄粉は、酸と反応して水素を発生させ、アルカリとは反応しない特徴があることから不適切
(8)マグネシウム粉の性状について、次のうち誤っているものはどれか?
(a)銀白色の金属で、白光を放ち激しく燃焼する。
(b)粉末は熱水中で水素を発生し、水酸化マグネシウムを生成する。
(c)比重は、1より大きい。
(d)常温(20℃)の水や熱水に激しく反応する。
(e)常温の乾燥空気中では、表面に薄い酸化被膜が形成されるため、酸化は進行しない。
★回答 : (d)
【解説】
常温の水や冷水では、徐々に反応する特徴があるため不適切(熱水は激しく反応する。)
(9)硫黄の貯蔵,取扱いについて、誤っているものはどれか?
(a)酸化剤と隔離して貯蔵する。
(b)摩擦等による静電気の蓄積を防止する。
(c)屋外に貯蔵することはできない。
(d)空気中に粉塵を浮遊させないように取扱う。
(e)塊状のものは麻袋や紙袋に入れて貯蔵することができる。
★回答 : (c)
【解説】
一定の基準を満たせば、貯蔵することができるため不適切
(10)アルミニウム・亜鉛粉の消火方法として、次のうち適切なものはどれか?
(a)膨張ひる石
(b)霧状の水を放射する。
(c)ハロゲン化物消火剤を噴射する。
(d)屋外の空き地にある土砂で覆う。
(e)強化液消火剤を放射する。
★回答 : (a)
(b , d , e)水分と反応し、可燃性ガスや自然発火する恐れがあるため不適切
(c)亜鉛粉は、高温になるとハロゲンと直接反応するため不適切
⇨ 乾燥砂等で窒息消火する。
5.試験結果について
試験から約2週間後に、公式サイトに合格者に発表があり、無事合格していました🎊
試験自体は、8問が類似問題で2問が新問な感じでしたが、結果は「満点(100%)」でした🐶
合格ラインは60%(6問)以上となっているため、余裕の合格でしたww
その後合格発表から2日後に、ハガキが届き、現在申請中の状態です。
今回は12月末に申請したため、免状の受取りは2023年1月下旬になる予定です。
(免状の受取りなどは、都道府県によって異なります。)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊
何か一つでも参考になれば幸いですww
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今後もボチボチ頑張っていきますので、応援の程、宜しくお願い致します🥺
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それでは、また次の記事で
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